1月 《月主題》
「あそぼう」(2歳、満3歳児)
「じっくりと」(3,4,5歳児)
《1月の聖書のことば》
「子よ、元気を出しなさい」(マタイ9:2)
新年への願い
園長 村 上 義 治
クリスマス祝会も終わり2学期の終了となりました。8月下旬から始まった2学期は
長く内容豊かな日々を重ね、子ども達一人一人の育ちの確かな足跡を残すことができました。ひとえに保護者各位のご理解ご協力あってのことと感謝しています。
まもなく迎える新年。すぐる2年がコロナ禍で厳しかっただけに収束の道筋がはっきりできるよう年であればと願うばかりです。
さて、新年最初の聖句は「子よ、元気を出しなさい。」です。以前の訳では、「子よ、しっかりしなさい。」でした。主イエスは、目の前に起こっていることに戸惑いを示す弟子達の様子をご覧になり語られた言葉です。思うように行かない事が、何度もしかも長期間にわたっているためだんだんと元気をなくしつつある。このままだと現実に引きずられて出来ることも出来なくなってしまう。それでは損失を被る。ここで歯止めをかけて反転しなければいけないとの思いも込められています。
新年を迎えるに際し、過ぎ去った年に引きずられていてはと思います。続くイエスの言葉は「あなたの罪は赦される」とあります。「罪」とは神に背を向けている状態ですが、それ故に前を向くことができないでいる、そういう過去があったとしても、信じて前向きに進んでいくとき過去の罪から解き放たれると語られています。聖書の有名な人物パウロは「後ろのものを忘れ、前に向かって」と競技者の姿勢を模範と奨めています。
私は段階の世代で12月74才になりました。年をとるということは「人生はこんなものだ」というある種の諦めを受け入れることを余儀なくされます。折角経験を多く重ねた結果がそうだとしたら残念です。只個人的には、若い時に信仰を持ったおかげか明日への期待をなおも大きくもって過ごしています。これは私自身の力ではなく、背後から「元気を出しなさい」と語られる主イエスのお恵みだと感謝しています。
若いから気力があるとは限りません。年老いたから希望がないとは言えません。誰でも愛されていることを知り、後押しされ、適切な言葉をかけられる一歩踏み出すことが出来ます。新年主イエスの言葉を受け、確かな足取りで前に向かって進みたいと願います。
特に21世紀を担う子ども達の歩みが堅実で力強いものとなりますようにお祈りしています。
HAPPY NEW YEAR! And May God Bless Your Family !