11月の園だよりから、園長のメッセージ
【11月の月主題】2歳 満3歳児 「ありがとう」
3歳 4歳 5歳児「深める」
【11月の聖書のことば】「わたしのめぐみはあなたに十分である」コリントの信徒への手紙Ⅱ12:9
【11月の賛美歌】「ありがとう」「アドベントクランツに」
今年の秋の深まりは例年になく早く感じました。園では運動会を終え、秋の自然を楽しみながらの日々を重ねる中で、11月の声を聞くと、クリスマスのお祝いへと想いを馳せることになります。寒さに向かう季節でも、心に熱いものを感じながら過ごしています。
さて、今月の聖句ですが、何だか理解しづらいですね、経営学者のP.F.ドラッカーの名言に「人の成果をあげるのは強みによってのみである。」とあります。この「強み」にフォーカスを当て研修を受けられた方々も多くあると拝察しています。「自分」の或いは「組織」の強みがなんであるか気づき、それを用いて成果を上げることができたら幸いです。日本人は、この「強み」に着目して更に豊かにしようというメンタリティーは弱いところがありますので再確認したいものです。
一方、聖書が語る「弱さ」(足りなさ)には素早く目を留め「だからだめ」と劣等感に陥ってしまいがちです。この言葉を語ったパウロは、経験的に「弱さ」の中にこそ注がれる豊かな神の愛があると力説します。さらに言葉を付け加えると「弱さ」は、力の源であると語ります。言うまでもなくこの真理は、キリストとの関係を抜きにしては成立しないということです。
キリストとの関係が確立するとき「わたし(キリスト)の恵みはあなた(わたし)に十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」が自分のものになる。「強み」だけでなく「弱み」も生かせる人生の恵みを味わいたいものです。願わくは、これからの大切な人生を刻む子ども達が、満足のいく歩みができますようにと祈りばかりです。
10月1日より「2022年度青山幼稚園入園案内」を配付しています。
2021年10月1日から2022年度入園募集要項パンフレットを配付しています。
お気軽に青山幼稚園(019-647-0223)にお問い合わせください。
【2022年度の園児募集内容】
1. 募集定員
(1) 満3歳児(満3歳に達する日の翌月から) 若干名
※満3才児クラス(1号認定)は6月から始まります。
(2) 3歳児(2018年4月2日~2019年4月1日生まれ) 10名程度
(3) 4歳児(2017年4月2日~2018年4月1日生まれ) 10名程度
(4) 5歳児(2016年4月2日~2017年4月1日生まれ) 若干名
(5) 保育機能施設すみれ
2歳児 (3号認定)
(満2歳に達する日の翌月から)定員12名
2.出願受付日
◎4月入園希望者(次年度満3才児入園希望者含む)
1号認定 2、3号認定
2021年11月1日(月)午前9時から受付開始
(定員になり次第受付終了します。)
所定の入園願書用紙に必要事項を記入の上、来園してください。
2、3号認定の入園希望者は、保育の必要性の認定が必要とな
ります。市所定の書類(就労証明書他)をお住まいの市に提出の上、
市から認定証の交付を受けて入園となります。
10月の園便りから 園長のメッセージ「喜びの源」、10月の予定表
10月の聖書のことば
「あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい」(ルカ10:20)
10月の月主題 「はずませて」(3~5歳児)「たのしい」(2歳児)
「喜びの源」 園長 村上義治
「天高く馬肥ゆる秋」の言葉通りの日々貴方様にありましては、元気にお過ごしの由、お慶び申し上げます。子ども達も気持ちよさそうに過ごしている様子を見るたびに、伸びやかに育つようにと祈り心が生まれてきます。
さて今回の聖句は、このままでは意味不明ですが、文脈を理解できれば判ります。
主イエスがあるとき、72名の弟子達を2人一組にして派遣されました。彼らはそれぞれに出かけていき、その働きをしました。その結果驚くばかりの成果を手にして帰って来ました。そして主イエスに報告するのです。その報告は誰もが喜びでいっぱいでした。当然だと思います。その様子に主イエスは「むしろ、あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい」と言われました。
人が何を喜びとするか、その人がどんな人生観をもっているかに関わってきます。つまり何を大事にして生きているのか(価値観)、何を目的にして生きているのか(働く目的)が問われます。
例えば、子育てでうまくいったときは喜び、そうでないと落胆してしまう。こういうことで左右されていると、うまくいくように子どもに強いることが繰り返されます。
弟子達が与えられた働きの成果を伝えた時、主イエスは目に見えることで喜ぶ姿に左右されないよう指示されました。それは働き(Doing)の結果はいつも同じものではないことを論し、自分が目に見えない存在(Being)に触れていることを喜びなさいと語れました。
子育てする私たちからすると、親とさせてもらっている神様がおられることを喜びながら、その働き(子育て)に励むようにすることです。このような人生観は起こってきている事を客観的に見ることができますので、ある種の余裕を生むことができます。余裕をもって親が子どもの前に立つ、子どもはどんなに安心することでしょう。
預言者イザヤは。「主は恵みを与えようとして、あなたたちを待ち、・・・主は憐れみを与えようとして、立ち上がられる。」(イザヤ30:18)と語りました。親が笑顔で両手を広げ、子どもを待ち受けるように主が私たちを受け止めてくださる。その安心を持って私たちが我が子を受け止め続けたら子どもはどんなに幸せでしょうか。