青山幼稚園からのお知らせ

幼稚園からのお知らせです。

愛のスパイラル(園長のメッセージ、園だより12月号から)

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クリスマスおめでとうございます。

この挨拶は、主イエス・キリストの誕生をお祝いする言葉です。と共に今年も年末を迎えたことになります。コロナ禍にありましたが、この一年どんな年だったでしょうか。

 今月の聖句「おめでとう恵まれた方」(ルカ1:28)は、主イエスの母マリアに天使(神の使い)から伝えられた言葉です。彼女の事を天使は「恵まれた方」と語っています。「あなたは神様から一方的に愛されている方ですね。」との意味です。その人に何か功績があるなしに関わらず、受け入れられ大事にされているという事です。そういう経験をした人はやがて困難と思える人生の出来事を乗り越えることができる。そんな彼女の人生を祝福するかのように「おめでとう。」と語ります。

 これは親と子の関係だといえます。親は自分の子を無条件にその幼年時代を受け入れ続けたらどんなにその子にとって好ましくお愛でたいことでしょうか?

 もう40歳近くになる娘から、最近こんな話を聞きました。「パパは、私は小さい時『世界で一番かわいい子だね。』と何度も言われてそう思っていた。しかし小学生になって自分よりもかわいい子が何人もいるんだとわかった。ハハハ。」と。彼女は私が嘘をついていたとは言っていません。むしろ彼女はそのように自分を大事に育ててくれたことに感謝しています。現在彼女も人の子の親になっていますが、その子育てを見ますと忍耐深くそして愛情深く行っています。愛されて育ったことをなぞっているようにも感じています。実は長男は千葉県で牧師をしていますが、キリスト教保育連盟機関誌「ともに育つ」の12月1日号に「サンタは知っている」の記事を載せています。彼の「子育て記」の一端ですが、私が彼にしていたことをこれもなぞっているように思います。(ただし、彼がそのように認識しているかは確認していませんが・・・・)

 マリアは、やがてベツレヘムの家畜小屋で、御子イエスを出産しました。その後予期しなかったような困難を経験しつつ自分が神様に愛されていることを元手に、我が子イエスを守り育てました。その主イエスは、やがて功績も何もない私たちの身代わりとして十字架の上で無償の愛を示されました。負のスパイラルとお聞きになっ事があると思います。しかし、クリスマスは愛のスパイラルの始まりです。

 貴方のご家庭に御降誕の主の祝福が豊かにありますように心からお祈りします。

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